審判員のために

1.一般心得

 公認野球規則<9.00−2015>『審判員に対する一般指示〔原注〕』は、審判員として心得ておかなければならないことを詳しく述べている。これを熟読したうえで、次のことがらも参考にされたい。

  1.  規則書と競技者必携に精通すること。
    •  よき審判員は規則書に明るい。規則に通じることは、大きな自信にもつながり信頼も増す。また規則書と競技者必携は審判員の最大の味方でもある。いつでも規則書と競技者必携を携行すること。

  2.  審判員の連帯責任
    •  一人の審判員の失敗は、当該審判員全員の共同責任である。常に連係動作に習熟し、万一他の審判員が持ち場にいなかったら、互いに助け合って必ずその穴を埋めなければならない。

  3.  ゲームのスピードアップに努めること
    •  判定に不信を抱かせたりトラブルが多いと、ゲームは長引いて審判員の存在も目立ってくる。スムーズに試合を運ぶ審判員は、上手な審判員だといえる。
    •  審判員は規則に忠実でなければならない。規則に忠実なことは審判員として厳格であり、公平でもあるということばかりでなく、ゲームに活気を与えることになる。活気のあふれたゲームこそ魅力があるのだ。無用な〝タイム〟も大きな障害である。攻守交代はかけ足を実行させよ。ゲームの前半、特に3回ごろまでは遅れがちであるからスピーディに進めるように努めること。

  4.  勇敢でそして公平であること
    •  審判員は大勢の人の前で、瞬間的な出来事に対して、即座に裁定を下さなければならない。常に見たままを的確に裁定するだけでよい。審判員は常に公平でなければならない。

  5.  立派な社会人でなければならない
    •  球場の内と外とを問わず、マナーに注意し、かりそめにも他から非難を受けるようなことがあってはならない。あらゆる点でいつも模範となるよう心がけることが必要である。

  6.  健康に留意すること
    •  審判員は精神的にも肉体的にも健康でなければならない。特に、審判員は長時間肉体と精神を酷使し続けなければならないからである。常に体調管理の徹底を図らなければならない。

  7.  服装は端正に
    •  決して新しい物でなくても、良く磨かれた靴、クリーニングされたシャツ、プレスされたズボンの着用を心がけることが、おのずから信頼と尊敬につながるものである。

  8.  審判用具の点検
    •  常に点検を怠ってはならない。用具を軽快に使用できるように習熟することが大切である。