6.01~04 順番、義務、姿勢、完了

            6.01 打撃の順番

                6.01a 打順表に従う

 攻撃側の各プレーヤーはそのチームの打順表に記載されている順序に従って打たなければならない。

                6.01b 次回の打順

 第2回以降の各階の第1打者は、前回正規に打撃(タイムアットバット)を完了した打者の次の打順のものである。

            6.02 打者の義務

                6.02a 速やかに打撃姿勢をとる

 打者は自分の打順がきたら、速やかに打者ボックスに入って、打撃姿勢をとらなければならない。

                6.02b 打撃姿勢を途中で止めない

 打者は、投手がセットポジションをとるか、またはワインドアップを始めた場合には、バッターボックスの外に出たり、打撃姿勢をやめることは許されない。

                【ペナルティ】

 打者が本項に違反した際、投手が投球すれば、球審はその投球によってボールまたはストライクを宣告する。

                【原注】 投球動作に入った後はタイムをかけれない

 打者は、思うままにバッターボックスを出入りする自由は与えられていないから、打者が”タイム”を要求しないで、バッターボックスを外したときに、ストライクゾーンに投球されれば、ストライクを宣告されてもやむを得ない。
 打者が打撃姿勢をとった後、ロジンバッグやパインタールバッグを使用するために、バッターボックスから外に出ることは許されない。ただし、試合の進行が遅滞しているとか、天候上やむを得ないと球審が認めたときは除く。
 審判員は、投手がワインドアップを始めるか、セットポジションをとったならば、打者または攻撃側チームのメンバーのいかなる要求があっても”タイム”を宣告してはならない。たとえ、打者が”目にごみが入った”、“眼鏡がくもった”、“サインが見えなかった”など、その他どんな理由があっても、同様である。球審は、打者がバッターボックスに入ってからでも”タイム”を要求することを許してもよいが、理由なくしてバッターボックスから離れることを許してはならない。 球審が寛大にしなければしないほど、打者はバッターボックスの中にいるのであり、投球されるまでそこにとどまっていなければならないということがわかるだろう。打者がバッターボックスに入ったのに、投手が正当な理由もなく、ぐずぐずしていると球審が判断したときには、打者がほんの僅かの間、バッターボックスを離れることを許してもよい。
 走者が塁にいるとき、投手がワインドアップを始めたり、セットポジションをとった後、打者がバッターボックスから出たり、打撃姿勢をやめたのにつられて投球を果たせなかった場合、審判員はボークを宣告してはならない。投手と打者との両者が規則違反をしているので、審判員はタイムを宣告して、投手も打者も改めて“出発点”からやり直させる。

                6.02c 打撃姿勢をとらない場合はストライク

 打者が、バッターボックス内で打撃姿勢をとろうとしなかった場合、球審はストライクを宣告する。この場合は、ボールデッドとなり、いずれのランナーも進塁できない。
 このペナルティの後、打者が正しい打撃姿勢をとれば、その後の投球は、その投球によってボールまたはストライクがカウントされる。打者がこのようなストライクを3回宣告されるまでに、打撃姿勢をとらなかったときは、アウトが宣告される。

                【原注】

 球審は、本項により打者にストライクを宣告した後、再びストライクを宣告するまでに、打者が正しい打撃姿勢をとるための適宜な時間を認める。

6.02d マイナーリーグでは以下の規則を実施する

(1)打者は打席姿勢をとった後は次の場合を除き、少なくとも一方の足をバッターボックス内に置いていなければならない。この場合は、打者はバッターボックスを離れてもよいが、〝ホームプレートを囲む土の部分〟を出てはならない。
(ⅰ)打者が投球に対してバットを振った場合。
(ⅱ)打者が投球を避けてバッターボックスの外に出ざるを得なかった場合。
(ⅲ)いずれかのチームのメンバーが〝タイム〟を要求し認められた場合。
(ⅳ)守備側のプレーヤーがいずれかの塁で走者に対するプレイを企てたと場合。
(ⅴ)打者がバントをする振りをした場合。
(ⅵ)暴投または捕逸が発生した場合。
(ⅶ)投手がボールを受け取った後マウンドの土の部分を離れた場合。
(ⅷ)捕手が守備のためのシグナルを送るためキャッチャースボックスを離れた場合。

  本条(c)にもかかわらず、打者が意図的にバッタースボックスを離れてプレイを遅らせ、かつ前記(ⅰ)〜(ⅷ)の例外規定に該当しない場合、投手の投球を待たずにストライクを宣告する。この場合はボールデッドである。もし、打者がバッターボックスの外にとどまり、さらにプレイを遅延させた場合、球審は投手の投球を待たず、再びストライクを宣告する。

【原注】

 球審は、打者の違反がちょっとした不注意であると判断すれば、その打者のその試合での最初の違反に対しては、自動的にストライクを宣告せずに、警告を与えることが出来る、
 球審は、本項により打者にストライクを宣告した後、再びストライクを宣告するまでに、打者が正しい打撃姿勢をとるための適宜な時間を認める。

(2)打者は次の目的で〝タイム〟が宣告されたときは、バッターボックスおよび〝ホームプレートを囲む土の部分〟を離れることが出来る。
(ⅰ)プレーヤーの交代
(ⅱ)いずれかのチームの協議

【原注】

 審判員は、前の打者が塁に出るかまたはアウトになれば、速やかにバッタースボックスに入るよう次打者に促さねばならない。



            6.03 打撃席内に両足をおく

 打者は、正規の打撃姿勢をとるためには、バッターボックスの内にその両足を置くことが必要である。

                【付記】 ラインはバッターボックスの一部

 バッターボックスのラインは、バッターボックスの一部である。

            6.04 打撃の完了

 打者は、アウトになるか、走者となったときに、打撃を完了したことになる。